サンライクの支援方針について、
参加時間、日数が自由(個別支援計画に依る)
休憩が自由
作業中に音楽を聴いていてもいい
この点について、就労支援の場でいかがなものかというご意見を頂くことがあります。
当然ながら、私自身にもその葛藤はあります。
しかし、統合失調症や双極性傷害などの精神疾患の方が、A型より作業時間の長いB型で、一日中作業をし続けるということは、かなり苦しくないですか?
もともと矛盾しているように私は感じています。
A型よりB型のほうが、一般的に開所時間が長いのですから。
現在サンライクに通所していらっしゃるご利用者の中には、このサンライクの柔軟な対応が無ければ日中活動先が無いという方もいらっしゃます。
本来、そういったギリギリの方こそが、本当の意味で支援が必要な方だと、B型が必要な方だと感じていました。
時間をかけ精神状態の安定さえ図ることができれば、そこから少しの自信さえ持てれば、A型であったり一般就労であったり可能な方を私はたくさん見てきました。
その芽を摘んでしまうことが、障害福祉なのでしょうか?
ラーメン屋さんに醤油味や味噌味といったカラーがそれぞれあるように、障害福祉サービス事業所にもそれぞれのカラーがあって、然るべきだと思います。
サンライクの方針は、基本のルール設定をギリギリまで低く設定し、個別支援計画による個別対応という形でルールの幅を持たせてあります。
ただ甘いわけではないので、初年度にも関わらずA型や一般就労される方は、予定の方も含めれば数名になります。
「柔軟さ」と「甘さ」は似て否なるものであるわけです。
見学に来られた際、入所の際などにみなさんにお伝えしているのですが、その違いだけはしっかりご理解いただきたいと感じております。
「柔軟さ」を継続することは、かなり職員の技量が試されることだということも重々承知しております。
私自身、「柔軟さ」と「甘さ」という葛藤の中、少しでも多くの日中活動先の問題を抱える方のお力になれればと、日々精進してゆきます。
SUNLIKE YAS