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ボキャブラリー

2015年6月15日

例えば、「余計な一言」が多くて、他者と関係を壊しやすい人がいたとします。

その人に、「あなたは余計な一言が多いから、ひかえたほうがいいですよ」

と伝えても、たぶんその人は自分の何が余計な一言なのか、わからない場合が多いと思います。

じゃあ、どうやって伝えましょうか?

「空気を読む」の「空気」って、一体何でしょうか?

我々支援者は相談援助の際、時として表現方法に困ってしまうことがあると思います。

経験年数の長い、スキルの高い方ならなんでもないことなのかもしれませんが、私自身も情けないのですが、悩むことがあります。

人と人の関係を築いたり、保ったりするコミュニケーションって、とても難しいものですよね。

特に人は一人一人が別人であり、全てのケースがケースバイケースであるわけです。

以前は私もあれやこれや考えてケースバイケースの答えを探していました。

しかし最近は、考え方の基本を持って皆さんにお伝えしていることがあります。

それは、「人間なんて完璧な人はいない」「だから何か気に入らないことがあって当然」「みんな一緒に生きているんだから、自分がまず他者を受け入れましょう」「自分が受け入れなければ、他者に自分も受け入れてもらえない」

もちろんこれもケースバイケースなのですが、これが私の基本形です。

毎日この世の中の嫌な部分ばかり気にして生きるより、素敵なところを探して生きるほうが楽しいに決まっていますから。

 

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