「ボランティア」という言葉は、少しハードルが高く感じます。
しかし、何か社会貢献、地域貢献になることをしたいと思っていらっしゃる方は、本当にたくさんいらっしゃると思います。
我々がクロスバッグを作成する際の材料となる壁紙は、大手の壁紙メーカー様や、建築関係の企業様からの寄贈です。
捨ててしまう物という前提はありますが、我々の活動を知り、お声を掛けていただけるということは、本当にありがたく感謝しております。
そういう私もこの障がい福祉の業界に就く前は、ただの一般企業のサラリーマンでした。
しかし私の周りには、生まれながらに知的障がいをお持ちであったり、不眠や鬱、パニック発作などで悩んでいる方がたくさんいらっしゃいました。
そういった方たちの悩みや不安、世の中に対する不満などを聞きながら関わりを持ち、そして微力ながら当時は素人の私がお手伝いするうちに、この人たちが少しでも「生きやすい」ようになるためにはどうしたらいいのか、何か方法はないのか考えるようになりました。
そして出会ったのが障害福祉サービスの業界です。
まだまだ未成熟の業界なので、法人や事業所ごとのサービスの質や福祉に対する概念にも幅があるのが現状です。
私は30代の時に障害福祉の業界というものに出会い、当時努めていた会社から転職し、一生この障害福祉の業界で尽力しようと決めました。
なので、ただ日々の業務をルーチンワークのようにこなしているわけではありません。
人対人の仕事です。 サービス提供側がガチガチに業務内容をシステム化されていては、ロボットではないのですからそこに「心」という概念は不在になってしまうと思っています。
もちろんサービスの質を、手厚さの向上をはかるためにいろいろなシステムを構築してゆくことは必要なことだとは思っています。
しかしご利用者のみなさんを一人の個人と捉えるために、職員も個性のある一人の個人として接する。
当然ながら職員ごとの見解の違いや支援力の差は最小限に抑えます。
それがサンライクの「障害福祉サービス」であり、バリアフリーな世の中へ向かっての当たり前だと思っています。
SUNLIKE YAS