就労継続支援Ｂ型って、法的な解釈では、
一般就職が困難である
Ａ型事業所での雇用契約を結ぶレベルの就労が困難である
という方に対し(障害者手帳をお持ち、または日常生活を営む上で相当な制限を受ける方等)
「就労と生産活動の機会を提供し、就労することに対しての必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う所」
という前提があります。

しかし、入所→即訓練開始
これってどうなんですかね？
そもそも訓練って、何をするんでしょう？
技能の訓練を望まれるのであれば、就労移行支援が適切な通所先だと思います。
では、Ｂ型とは？
サンライクの目指すＢ型とは、
まず通所開始をされた方は、簡単な軽作業からスタートして頂きます。(もちろん各人の自立度によりスタートラインは違いますが)
そしてそれをしばらく続けて、毎日の通所の中で、職員や他ご利用者とコミュニケーションをとったりして、徐々に人間性、得意なこと、苦手なこと、問題点などのデータが職員の中に蓄積されていきます。(毎日記録として残してあります)
そしてその問題点や苦手なことなどのデータの集約が、Ａ型や一般就労への障害となる部分について、改善を行うというあくまで無理のないスモールステップという形をとっています。
それがサンライクの思うところの「訓練」です。
体育会系のスパルタ的な「これから一日○○を１００個目標だー！」みたいなことはしません。
障害をお持ちの方は、環境変化に非常に弱い方が多くいらっしゃいますよね。
だからサンライクは、何気ない日常を繰り返すうちに、自分の願いどおりの姿に知らず知らず近づいていっている。
気づいたら、「あれ？」みたいな。
精神論・根性論のような「禁止」「制限」といった虐待に抵触してしまいかねないことは一切行わず、
イメージとしては漢方薬のような、
即効性はないかもしれないけれど、根本的なしっかりとした行動や思考パターンの改善という部分を意識しています。

ＳＵＮＬＩＫＥ　ＹＡＳ